底引き網漁が1日解禁となりました。このあと初競りが行われるかなざわ総合市場から中継です。
毎年この時期になると、「底引き解禁!底引き解禁!」の声とともに店頭に初物が並ぶと思うんですが、改めて、「底引き網漁」とはどんなものなのか説明します。「底引き網漁」とは袋状の網を海に投げ入れて海底の魚をとるやり方です。海の資源を守るために7月と8月は禁漁期となっていていよいよきょう、解禁の日を迎えたということなんです。この日を待ちわびていた人も多いのではないでしょうか。
秋の味覚を求め、8月31日の夜は県内の各漁港から約72隻が出港しました。能登半島地震で港が隆起し、去年の解禁日に間に合わなかった輪島の底引き船団も初物を求め次々と港を出て行きました。
輪島港の漁師:
みんなうれしいと思う。朝から天候が悪いので一応とりあえず試運転がてら出るみたいな感じ。
解禁初日の海はあいにくのしけ。早い船は漁を午前中に切り上げ、港に戻りました。それでも漁師たちは解禁日に出漁できた喜びをかみしめ、カレイやノドグロなど初物を水揚げしていました。
輪島港の漁師:
地震の影響はあるけどこんなもんじゃないか。漁に出られるだけまし。しけだったけどそれなりに量もある。
金沢港には、輪島や金沢など県内各地から水揚げされた初物がずらりと並べられています。水揚げされた魚は競りにかけられ、2日に県内のスーパーなどに並びます。