8月30日に高松市で行われた香川県三木町出身の元NBAプレーヤー、渡邊雄太選手(30)の凱旋試合。スーパープレーが続出し会場が熱狂の渦に包まれました。あなぶきアリーナ香川のメインアリーナで行われた初めてのバスケットボールの試合、香川ファイブアローズ対千葉ジェッツのプレシーズンゲーム。観戦チケットは完売し、アリーナ周辺では試合を待ちきれないブースターの長蛇の列ができました。

(ブースターは…)
「バスケの楽しさを再確認したい」
「豪快なダンク、コーナーからの3ポイントやディフェンスを見たい」
「プレーしている姿全てがかっこいい。ダンクが一番の見どころ」

観客動員数はアローズの試合で過去最多となる6699人。その注目を集めたのは千葉ジェッツの1番、三木町出身で日本人2人目のNBAプレーヤー渡邊雄太です。香川での試合は高校を卒業して以来で、地元への凱旋試合でもあり気合が入っていました。

第1クオーターからスーパープレーが飛び出します。ゴール下でパスを受けると豪快なダンク。

(長尾龍希アナウンサー実況)
「 渡邊ダンクだ!」
(解説:塚本清彦さん(NBA取材歴30年))
「コンディション、かなり良いですね」

すると今度は、途中からコートに入った日本を代表する司令塔、富樫勇樹(32)からのアシストで3ポイント。序盤はB1での優勝を目指す千葉ジェッツがリードします。

一方、B3での優勝を目指す地元のアローズは2025-26シーズンから就任の新キャプテンが反撃の口火を切ります。アローズのスコアラー、アレックス・デイビス(33)が豪快なアリウープ。

前半での逆転に成功します。後半も連携が光るアローズ。もう1人のキャプテン、根來新之助(38)の3ポイントなどでリードを広げます。

それでも渡邊は終盤にダンクシュートを披露し、この日、両チーム最多の25得点の活躍を見せました。試合は70対57でアローズが勝利しました。

(香川ファイブアローズ 根來新之助主将)
「本当に最高でした。選手としてこういう雰囲気でバスケができるのは幸せ。勝ったのもうれしいが、もっと僕たちはできると思っているので、これから調子を上げていくので追いかけてほしい」

(千葉ジェッツ 渡邊雄太選手)
「この夢のようなアリーナが香川にできることは小さい頃に考えたこともなかったので、1つ夢がかなったような瞬間だった。近い将来、(新リーグの)プレミアで再戦できることを楽しみにしている」

千葉ジェッツのB1開幕戦は10月4日。香川ファイブアローズのB3開幕戦は9月27日、あなぶきアリーナ香川のメインアリーナで新潟と対戦します。

岡山放送
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