福岡市が管理する漁港で、漁協が無許可で船の係留場所を貸し出していた問題で、福岡市の高島市長は、年内に対応策をまとめたいとの考えを明らかにしました。
◆福岡市 高島市長(1日)
「『現状がそのまま黙認をされていた』ということなんでしょうけれども、『ちゃんと第三者も入れてしっかり調査してほしい』ということをお伝えしています」
9月1日の定例会見で高島市長は、漁港にプレジャーボートが不法に係留されていた問題について、有識者と共に調査を進めていく考えを明らかにしました。
市内にある6カ所の漁港では、長年、漁協が無許可で係留場所を主にプレジャーボート向けに貸していたとみられ、市も黙認していました。
高島市長はこの状況を今年3月に把握していましたが、「すぐに規制すると別の場所での不法係留につながりかねない」として、どういう対応をすべきか国や県と協議を進めていたということです。
市では、この問題について年内には結論を出したいとしています。