鹿児島市吉野町の国道10号線のJR仙巌園駅の前にあるバス停の移設に関して動きがありました。

バス停の移設を求める国に対し、一貫して反対してきた鹿児島交通は28日、バス停を使用せず、8月末に廃止すると発表しました。

国は29日夜からJR仙巌園駅の前のバス停車スペースの工事を行いますが、運用開始は未定としています。

国は鹿児島市のJR仙巌園駅前のバス停標識について、国道10号線の事故対策で新たに設けた、バスの停留スペースを使うよう県バス協会に標識の移設を求めていました。

しかし、バス停を使用する鹿児島交通が移設に反対したことから、県バス協会は勧告に応じず、国は8月6日、県バス協会に、場合によっては罰金が科される8月末を期限とする移転命令を出していました。


県バス協会は28日、標識の移設に応じましたが、鹿児島交通は28日、仙巌園前のバス停を8月末に廃止することを発表しました。

廃止の理由について鹿児島交通は、バスの停留スペースを使用すると走行車線に戻る際、車線変更の回数が増えるなど安全性が確保できないとしています。

轟木康陽記者
「私の目の前のこちらが停留スペースとなっていて、今回こちらにあった標識は現在撤去され、こちらの方に移設されました。鹿児島交通の今回の判断を県民はどのように受け止めているのでしょうか。

県民
「利用する人はいると思うので、反対とか意地(を張らず)、仲良くすれば良いのでは」
「(バス停の移設に)そもそも反対していたので(バスがもう)止まらないよ、というのは、それはそうなのかなと思います。もう少し早めに言った方がよかったかなと」

仙巌園前のバス停をこれまで使用していた南国交通は、新たに移設されたバス停を使用するとしています。

国はバス停の停留スペースを使えるよう、29日から約2週間、夜間の時間帯に工事を行うとしていますが、新しいバス停の運用開始日は未定で、それまではこれまで通り停留スペースの前にバスは停まるということです。

鹿児島テレビ
鹿児島テレビ

鹿児島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。