2024年7月の大雨で被災し移転・新築を予定していた鮭川村のホテルが、県の補助金の受給額が想定を下回るなどしたため、再建を断念した。

鮭川村の羽根沢温泉にある「ホテル紅葉館」は、2024年7月の大雨で裏山が崩れ、大量の土砂がホテル1階に流れ込んだ。
温泉ポンプや調理機器などが使えなくなり、営業が再開できないままとなっていた。

ホテルの運営会社は裏山が再び崩れるおそれがあるため、同じ場所での再開をあきらめ、県の被災事業者向けの補助金を使うなどして移転・新築しての再開を決意。
建設費用の見積もりや予定地の地質調査などを進めていた。

運営会社によると、移転・新築に関わる費用を詳細に検討したところ、建設資材や人件費などの高騰に伴い、当初見込んだ費用の約1.5倍にあたる約2億3千万円かかることがわかった。

また、活用を予定していた県の補助金の受給額が想定より下回ることもわかり、用意しなければならない金額が増えたため、移転・新築での再開を断念したという。

運営会社の元木洋典専務は、「移転後の運転資金や融資の返済などを考えると再建は厳しいと判断しました」と話している。

さくらんぼテレビ
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