静岡・伊東市長の学歴詐称問題を巡り、百条委員会は出席を拒否した市長を刑事告発することを決めました。
そんな中、29日の会見で市長のある対応にも波紋が広がっています。
29日朝、報道陣の前に現れた渦中の静岡・伊東市の田久保眞紀市長。
「きょうは定例会見でしっかりとした説明責任を果たしていただけますよね?」という記者の問いかけには応じず、あいさつだけをして市長室に入っていきました。
学歴詐称問題が明らかになってから2カ月。
説明責任が求められている田久保市長ですが、28日、「定例会見では学歴詐称問題に関連した一連の質問は受け付けない」と説明したというのです。
迎えた29日の定例会見。
報道陣から「誠実に取材に答えるよう強く求める」などとする要請書が手渡されました。
しかし、田久保市長は「今はですね、観光客数の質問になりますので、関連質問を全く受け付けないわけではありませんが、議題からあまり外れるものに関しては、お受けできないということになります。以上でございます」「(Q.副市長の候補が挙がってこない状況をどう考える?)もちろん大事な役職でございますので、検討してまいりましたし、今も検討しております。また、人選についても進めております。以上でございます」「(Q.危機管理について市長の下に付く順位は?)何度も何度も申し訳ないんですが、議事の進行の方をしっかりと進行させていただきたいんですが、よろしいでしょうか」など、あらかじめ設定されていた発表項目に関連した質問以外は受け付けない姿勢のまま。
そして、発表項目についての質問が終わると、報道陣からの要請書に対し「真摯に受け止める」としつつ、「まだ決まっていないことについての報道が走っていること、それからですね、それに対する私の方針というものが報道一部されまして、そこに関しまして、私の方ではコメントを出したり、取材に応じたというような事実がございませんので、そのような事実を鑑みまして、しばらくの間、こういった形での対応とさせていただきます。以上でございます、本日はどうもありがとうございました」と述べ、一方的に会見を打ち切り、退席しました。
市の百条委員会は29日午後5時ごろ、田久保市長が7月の百条委員会への出席を拒否したことなどに関し、「調査妨害に当たる」として、地方自治法違反容疑で刑事告発することを決めました。