愛媛県警の男性警察官が１０代の女性と「パパ活」の関係になったうえ、金銭トラブルを起こすなどしたことが分かり、２９日に松山地検へ書類送検されました。この警察官は依願退職しています。
公務員職権濫用の疑いで書類送検されたのは、県警本部の組織犯罪対策課で勤務していた４０代の男性警部補です。
警察によりますと男性警部補は今年５月、松山市内で１０代の女性と待ち合わた際に金銭トラブルに発展。別れた後に捜査と偽って女性が利用したタクシー会社から女性の連絡先などを聞き出し、この女性を市内のコンビニに呼び出して金銭トラブルを解決したとしています。
捜査関係者によりますと、男性警部補と女性はいわゆる「パパ活」の関係だったということです。
警察は女性の関係者から情報提供を受け、このトラブルが発覚。男性警部補は「間違いない。大変申し訳なく思っている」と反省しているということです。
男性警部補は２９日に書類送検され停職６カ月の懲戒処分を受け、依願退職しています。
近藤正人首席監察官は「警察への信頼を揺るがしかねない悪質な行為で誠に遺かん。職員に対する職務倫理教養を徹底し、信頼回復に努める」としています。
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