「CMの登場するのは実在しない人」。愛媛県松山市の広告会社が生成AIを使ったテレビCMの制作を7月から始めました。撮影が不要で制作コストを削減できるうえ、タレントを起用する場合と比べ不祥事の発生リスクを回避できるなど、メリットを掲げています。

生成AIのテレビCMの制作を始めたのは、松山市東石井にある広告会社「星企画」です。

この会社は野球の独立リーグ「愛媛マンダリンパイレーツ」を運営。この球団のテレビCMを生成AIで作り、愛媛県内のテレビ局などで8月18日から23日の間に放送されました。このテレビCMに登場し、力強く投げているピッチャーや入場ゲートをくぐる子どもたちは実在せず、全てイメージです。

星企画によりますと、生成AIによるCMの制作のメリットは「ロケが不要で人手がかからずコスト削減」「少人数によるハイクオリティな品質を実現」「タレントなどを起用する場合と比べ不祥事の発生などリスク回避」などを挙げています。

「愛媛マンダリンパイレーツ」のCMはシナリオや動画の制作、ナレーションは全て生成AIが作り、スタッフ5人が約1カ月で完成させたということです。タレントなどを起用し撮影する場合の制作は、ロケ地の選定などから始まり、一般的におおまかに2~3カ月はかかり、コストも倍以上になるとしています。

星企画は、生成AIによるテレビCMの制作費を50万円以上からとしていて、8月29日時点で、数件の相談が寄せられているということです。

愛媛県の生成AIの活用率は19.0%で四国4県の中で最も低く、多くの企業で導入の主な障壁になっているのは「知識・専門性の不足」「セキュリティリスク」「コスト面の懸念」としています。

星企画は「地域No1のAIエージェンシーを目指し、業務の効率化や最新技術を取り入れた質の高いサービスの提供に挑戦する」と意気込みを示しています。

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テレビ愛媛
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