辞職を求める声が各方面から出ている伊東市の田久保眞紀 市長。批判が強まるなか学歴詐称問題を追及する市議会の百条委員会が29日にも結論をまとめる方針であることが分かりました。
記者:
市長、おはようございます。まもなく百条委員会の結論が出ると思いますが、どのように受け止めていきますか?
伊東市・田久保眞紀 市長:
・・・(無言)
28日 午前9時20分過ぎ 市役所に登庁した伊東市の田久保市長。
学歴詐称問題を巡る市民からの批判の声は日に日に強まっています。
27日は市民の有志が、1万158人の署名とともに辞職を要望。
20日には商工会議所や観光協会など市内の経済3団体からも辞職を求められました。
さらに、こうした状況を受け異例の光景も―。
伊東市・田久保眞紀 市長:
本日はお忙しい中、第一回伊東市総合計画審議会にご出席を賜りまして厚く御礼を申し上げます
27日 行われた市の総合計画審議会。
初回の会議では市長から委員に直接、委嘱状が手渡されるのが通例ですが委嘱状は最初から机の上に置かれた状態に…。
市は「時間短縮のため」と説明しましたが一部の委員が手渡しでの交付を拒んだといいます。
様々な場面で逆風が強まるなかいま注目されているのが学歴詐称について追及する市議会・百条委員会の動き。
百条委員会は29日を期限に東洋大学に追加の情報照会をしていますが、関係者によりますと大学の回答を受けて29日午後に百条委員会を開き最終的な結論をまとめる方針ということです。
29日には定例会見が予定されていますがここでも異例の動きが―。
記者:
いま市の幹部が市長室に入ります。市長を説得するものとみられます
市長室に入っていく市の幹部。
実は29日の会見を巡り田久保市長は学歴詐称問題に関連した一連の質問は一切受け付けないと市の幹部に説明したといいます。
これを受け市の幹部が市民に不安が広がっているため、一連の問題への説明をしてほしいとお願いをしましたが、応じませんでした。
伊東市・近持剛史 企画部長:
(不信任決議案提出の動きもあり)今のところは誤解を生むとマズイということで、当分の間は質問に答えない、誤解を招くようなことはしたくないと聞いている。市長は記者会見に対応するということも役割として大きな一つなので、そこはしっかりと対応してほしい
混乱が続く伊東市政、収束する気配はありません。