JR九州が、7分間の「星空の旅」を楽しめる特別車両を運行します。

28日、開業から2周年を迎えたJR九州の「BRTひこぼしライン」。

福岡県添田町と大分県日田市をつなぐ“地域の足”です。

誕生のきっかけは、2017年の九州北部豪雨でした。

JR日田彦山線の一部区間が被害を受け、鉄道の復旧が難しくなったことから、その代わりになる交通機関として導入されました。

開業から2年。

期間限定で、「ひこぼし」にちなんだ特別車両が登場します。

運行開始は30日からです、28日は地元住民がひと足早く試乗しました。

添田駅を出発して約20分。

◆運転手
「車内でのひとときを、ぜひお楽しみください」

トンネルに入り、車内が暗闇に包まれるとー

◆記者リポート
「ご覧ください、美しい星が浮かび上がっています」

天井には「ひこぼし」を思わせる星空が…

さらに、沿線の街並みが柔らかな光とともに映し出され、幻想的な光景が広がります。

この演出が楽しめるのは、添田町と東峰村を結ぶトンネル区間のみ。

約4キロ、7分間の「星空の旅」を終えた乗客は…

◆乗客
「感動しました! 災害の後はすごく落ち込みましたが、こうしてBRTが通ってふるさとが光り輝いているのを見たら、『もっと頑張ろう』と思える良い機会になりました」

復興の道を照らしてきた「BRTひこぼしライン」の特別車両は、30日から3カ月運行されるということです。

テレビ西日本
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