玉野市日比の製缶板金業「タイト」が岡山地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。

帝国データバンクによりますと「タイト」は1991年設立の製缶板金業者です。当初は県内で鍛冶工事やとび工事などを行っていましたが、外部環境の変化によって受注が不安定となったため、近年は造船所で製缶板金を主体とした現場作業を手がけ、2024年12月期には年売上高約8900万円を計上していたということです。

しかし、コスト高に対する価格転嫁、人材不足などで収益性は振るわず、借入金やリースの返済が重荷となって資金繰りがひっ迫し、事業の継続を断念したということです。

負債は約4200万円とみられています。

岡山放送
岡山放送

岡山・香川の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。