ひと足早く芸術の秋の話題です。岡山県北が誇る3つの温泉地、美作三湯を舞台にした恒例の芸術祭が8月29日から始まります。28日、岡山市でオープニングイベントが行われました。
オープニングに登場したのは、アーティストや旅館の女将など約40人です。岡山県北で3年に1度開かれる「美作三湯芸術温度」。湯原・奥津・湯郷の美作三湯にある温泉宿など27カ所が会場となります。
県北は2024年初開催となった「森の芸術祭晴れの国岡山」の興奮が冷めやらぬまま、再びアートな空間に生まれ変わります。主催者を代表して岡山県の伊原木知事が「森の芸術祭の素地を作ったともいえるイベント、温泉でリラックスしてアートを楽しむ非日常を体験してほしい」とあいさつし、テープカットを行いました。
(平野桂子 記者)
「イベントに参加するアーティストの作品ずらりこちらは藤田雅也さんの作品、奥津温泉と融合すると「大地から」と題された作品のエネルギーが一層強まる感じ」
今回で4回目となるこの芸術祭。県の内外から集まったアーティストは過去最大規模の31人となり、個性的な作品の展示を通して温泉とアートが出会う特別な空間を演出します。
(美作三湯芸術温度 岸本和明キュレーター)
「小さな旅をイメージしながら温泉宿を巡ってもらえれば。アーティストと温泉宿との出会いを自分の感覚を駆使しながら楽しんでもらえたら」
「美作三湯芸術温度」は8月29日から12月7日まで開かれ、期間中、約12万人の客を見込んでいます。