香川県が解体することを決めている高松市の旧香川県立体育館を巡り、再生に向けた提案を行う民間の団体と県による初めての話し合いが8月28日に県庁で行われました。
建築家などでつくる旧香川県立体育館再生委員会の長田慶太委員長と上杉昌史副委員長が香川県庁を訪れ、県側との初めての話し合いに臨みました。話し合いは非公開で行われ、当初は1時間半程度の予定でしたがやり取りは約2時間半に及びました。
再生委員会によりますと県から具体的でないとの指摘があった事業の具体性や安全性を中心に意見交換し、県側からも積極的に質問があったということです。県側は営繕課と県教委の保健体育課の担当者5人が出席し、意見交換した内容を整理して上司に報告を上げるということです。
(旧香川県立体育館再生委員会 長田慶太委員長)
「積極的にこちらも、県側も意見の交換はできた。協議ではなく話し合い、解体の手続きが進んでいく中での、ただの話し合いなのかもしれないが、1つ前に進んだような実感は感じている。」
9月2日に解体工事の入札が迫る旧香川県立体育館。再生委員会は9月にもう1度話し合いの場を持ちたいと申し入れたということです。