愛媛県宇和島市の畑で２６日、小型ショベルカーごと男性が水路に転落し死亡する事故がありました。消防は２７日、この事故で救急車が男性を乗せて運ぶ途中、タイヤがパンクし、医療機関への到着が１９分遅れたと発表しました。到着の遅れによる影響はなかったとしています。
この事故の現場は宇和島市吉田町立間の畑。２６日午後０時半頃、小型ショベルカーごと水路に転落した宇和島市津島町高田の農業の男性（５９）が、付近で農作業をしていた家族により見つかりました。
宇和島地区の消防本部によりますと、通報を受けて救急車は午後０時５０分頃に現場へ到着。男性は心肺停止の状態で、午後１時９分頃に救急車へ乗せ、市内の医療機関へ運ぶ途中、午後１時１６分頃に左の後輪がパンクしたとしています。
男性はこのあと同行していた別の車に乗せ換えられ、別の救急車に引き継がれて病院に到着し、死亡が確認されました。
このトラブルにより医療機関への到着が約１９分遅れたものの、医療機関の医師は「到着が遅れたことによる男性への影響はなかった」と話しているとしています。
救急車が通っていた道は、舗装されている部分とされてない部分が混在していて、パンクしたタイヤには約３センチの亀裂が入っていたということです。
この日の午前中の点検でタイヤの異常はなく、消防本部は「原因を究明し、さらなる安全運行や再発防止に努める」としています。
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