愛媛県宇和島市の活魚運搬船が2020年に養殖ブリを運搬中に行方不明になり、2024年に和歌山県沖で沈没しているのが発見された事案で、国の運輸安全委員会は28日、「沈没に至った状況を明らかにすることはできなかった」と発表しました。
宇和島市の戸田水産の活魚運搬船「第八しんこう丸」は2020年12月、養殖ブリを積んで愛南町を出航したあと、三重県尾鷲市に向かう途中で乗組員6人とともに行方不明になりました。その後の去年2月、和歌山県すさみ町の南西約30キロ沖合の海底で沈没しているのが発見されました。
この事案を調べていた国の運輸安全委員会は調査報告書を公表。報告書によりますと、「船体に沈没の原因となり得る損傷は確認されず、当時、船の航行に支障となる気象状況ではなかった」と分析。「出航翌日の午前4時頃に何らかの理由で浮力を失い沈没したと考えられるが、沈没に至った状況を明らかにすることはできなかった」と結論づけました。
行方不明の乗組員6人は見つかっていません。
#愛媛県 #宇和島市 #活魚 #船 #第八しんこう丸 #養殖 #事故 #事件 #トラブル #運輸安全委員会 #国土交通省 #報告書 #海 #行方不明 #和歌山県