伊東市・田久保眞紀 市長の学歴詐称問題に端を発し、市民の有志が行っていた辞職を求める署名が1万筆を超え、代表者が市長に結果を報告しました。
伊東市の田久保眞紀 市長をめぐっては市の広報誌に「東洋大学法学部卒業」と記載していたものの、実際には除籍だったことがわかっていて、この問題に端を発して、市議会では百条委員会による調査が進められているほか、9月定例会に補正予算案を提出できない事態に陥るなど、市政が空転しています。
このため、市民の有志が田久保市長に辞職を求める署名活動を展開し、8月27日は代表者が市長に直接結果を報告しました。
この中で、署名者を代表して元市議会議員の濱田修一郎さんが1万158人分の署名が集まったことを伝えた上で、「誠意ある説明責任を果たさず、市政の停滞を招いている現状は市長としての資質と責任を著しく欠く」として直ちに辞職することを強く求める声明文を手渡しています。
また、同席した伊東市女性連盟の森知子 理事長も「平気で嘘をつく人を私たちは伊東市の市長と認めません」と酷評したほか、元市議会議員の西島彰さんは「伊東市、そして伊東市民に貢献出来ることは1つしかありません。ぜひ辞任してください」と述べました。
ただ、面会後の取材に応じた田久保市長は「みなさんの意向をしっかり受け止めて考慮していきたい。以上でございます」とだけ話しています。
田久保市長をめぐっては8月20日にも伊東商工会議所など市内の経済3団体から辞職を求められましたが、同じように「ご要望は真摯に承りましたので、考慮させていただきたい。以上でございます」と口にしつつ、“退陣要求”に応じていません。
