夕方以降や家族が寝たあとの夜ではなく、朝にやるのは理由があります。

夜の時間は果てしないもの。夜中の0時、1時まで、ついダラダラとやってしまいがちです。

体にもよくないですし、「一日中仕事をしている」という気持ちになり、生活にメリハリがつきません。

この朝の時間は、子育て中の方は、お子さんにまつわる事務的な雑務を片づける時間にしてもいいと思いますし、介護中の方は、家族のケアにまつわる連絡事項の確認や、行政サービスの調べ物の時間にあててもいいと思います。

やるべきことの時間と範囲を決めておく

やるべきことは「何時に」、「どこまでやる」と、自分の中でクリアにしておくと、より一層、時間の使い方が上手になります。

朝の時間を例に出してみましたが、私の場合は、事務作業を始める前に、こんなルーティンをプラスしています。

朝、目が覚めたら、玄関のたたきを拭き掃除。靴箱にアルコールタイプのお掃除シートを置いておき、さっと拭くだけです。

その後、トイレの便器をブラシでこすり、使い捨てのお掃除シートでさっとひと拭き。

どちらも1分程度の作業です。

両方ともやるのは面倒くさいという方は、玄関→トイレ→玄関と、1日ずつ交互にやってもいいと思います。

頭を使わず、体を適度に動かす作業であることがポイントです。

全身が軽く温まりますし、休息モードだった自分が、少しずつ目覚め、活動していく準備運動にぴったり。

もちろん、玄関もトイレも綺麗になるしと、いいことずくめです。

下村志保美
時間×片づけコンサルタント。家計アドバイザー。片づけのプロ歴11年以上、3000名以上の方の片づけの悩みを解決。人気サイト「ESSEonline」での片づけと節約に関するコラムが反響を呼ぶ。『DayDay.』(日本テレビ)、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)などメディア出演多数。著書に『「お金が貯まる家」にはものが少ない』(扶桑社)、『片づけのプロが教える心地いい暮らしの整え方』(三笠書房)がある。

 
『自分時間が30分増える 余裕がある人の時間整理術』(扶桑社)
『自分時間が30分増える 余裕がある人の時間整理術』(扶桑社)
下村志保美
下村志保美

時間×片づけコンサルタント。家計アドバイザー。片づけのプロ歴11年以上、3000名以上の方の片づけの悩みを解決。人気サイト「ESSEonline」での片づけと節約に関するコラムが反響を呼ぶ。『DayDay.』(日本テレビ)、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)などメディア出演多数。著書に『「お金が貯まる家」にはものが少ない』(扶桑社)、『片づけのプロが教える心地いい暮らしの整え方』(三笠書房)がある。