日曜日の夜。家族との時間を過ごした後、あるいは仕事のことを考えながら、ふと「明日からまた忙しい一週間が始まる」と思うと、心が重くなる――。
そんな“憂鬱”を感じたことはないだろうか?
現代人にとって、家事・育児・介護など、日々の様々な“タスク”に追われる中で「自分のための時間」を確保するのは至難の業。
気づけば、週末さえも心が休まらないまま月曜日を迎えてしまうことも少なくないだろう。
そんな忙しい毎日を送る人にこそ知ってほしいのが、整理収納アドバイザー・下村志保美さんが提案する「15分のリセットタイム」。
日曜の夜に、ほんの少しだけ自分のために時間を使うことで、翌週のスタートがぐっとラクになるという。
そんな“自分のための15分”の過ごし方と、忙しい日々に心の余裕を取り戻すヒントを下村さんの著書『自分時間が30分増える 余裕がある人の時間整理術』(扶桑社)より一部抜群・再編集して紹介する。
「15分のリセットタイム」を習慣に
何かと慌ただしい日の中で、ゆったりとできるのが日曜日の夜。
それでも「明日からの月曜日を思うと憂鬱」「来週からもやることがいっぱいある……」と、なりませんか?
私が提唱しているのが、日曜日に15分だけ、自分のためのリセットタイムをつくること。
平日は片づけのお仕事のほかに、事務作業、打ち合わせ、執筆、セミナーや講演の準備などやることの多い私ですが、日曜日は仕事が入るとしても、それほど多くはありません。
そこで15分のリセットタイムでは、こんなことをしています。
・バッグの中を整える
・仕事机の上を空っぽにする
・来週の予定をカレンダーでざっとチェックする
バッグの中を整える際は、ポーチの整理をする場合が多いです。

使っているもの、使っていないものをざっと確認。
私はメッシュ素材のポーチを愛用しているので、何がどれぐらい入っているのかがすぐわかります。
翌日使うアイテムがあれば、たしておきます。
そして、明日以降の予定も、ざっと把握しておく。
こうした“小さな片づけ”と“ちょっとした時間管理”をルーティン化するだけで、気持ちもスッキリ。
寝る前に「あ~、明日から忙しいわ」とモヤモヤしたり、朝起きた瞬間から「1週間が始まる」とドンヨリしたりすることも少なくなります。