JR九州は、大雨災害の影響で、8月7日から運転を見合わせていた、日豊本線の西都城駅から霧島神宮駅の区間で、26日から普通列車の運行を再開しました。
JR日豊本線では、8月6日から8日にかけての大雨の影響で、鹿児島県内で線路に土砂が流れ込んだほか、線路の土台が崩れるなどの被害が出たため、8月7日から、西都城駅と鹿児島駅の間で運転を見合わせていました。
このうち、西都城駅と霧島神宮駅の区間は、復旧作業が終了したとして、26日から普通列車の運行を再開。
始発の都城駅では、鹿児島方面に向かう観光客などが早速利用していました。
(大阪から観光)
「夏休みに、北海道から鹿児島まで、日本を縦断しようとしていて、その過程で都城に立ち寄りました。26日は、日本で一番南の駅である西大山駅まで行こうかなと思っています。ちょうど予定を組んでいた日から(運転)再開となって、本当にうれしいです」
また、線路の土台が崩れ復旧作業が続いている霧島神宮駅と国分駅の間では、26日からバスによる代替輸送が始まり、多くの人が利用していました。
(関東から帰省)
「ぎりぎり(電車が)走っていて良かったなとは思いましたけど、やっぱり全部が通じているわけではないので、時間がかかるなと」
JR九州によりますと、霧島神宮駅から国分駅の区間では、9月下旬の運転再開を見込んでいるということです。
改めて、運転が再開した区間などを見ていきます。
西都城駅から鹿児島駅の区間では、8月7日から運転を見合わせていましたが、8月21日、国分駅から鹿児島駅の間で本数を減らして運転を再開。
そして、26日、西都城駅と霧島神宮駅の間で本数を減らして運転を再開、霧島神宮駅と国分駅の間でバスでの代替輸送が始まりました。
また、JR九州によりますと、昨年度の都城駅から国分駅の区間の1キロあたりの利用客数は、1日あたり1473人となっています。