富山市の違法メンズエステ店の経営に富山大学の准教授が関与した事件の一連の裁判が始まりました。
検察は店の経営者の男に懲役1年を求刑しました。
風営法違反の罪に問われているのは、富山大学の准教授、滝谷弘被告(50)など男3人です。
起訴状などによりますと、被告らは共謀の上、今年1月から5月、店舗型の性風俗営業が禁止されている富山市のアパートでメンズエステと称し、男性客に性的サービスを行ったとされています。
26日の裁判には、店の経営者、河野竜三被告(38)が出廷し「開業資金は出したが、店は店長に任せていた。店に行ったことも、女性従業員に会ったこともない」と述べました。
一方、サービスは密室で行われていて性的サービスがなかったとは言い切れず、経営者としての責任があるとし起訴内容を認めました。
河野被告の裁判は即日結審し、検察は懲役1年、罰金100万円を求刑し、弁護側は罰金刑を求めました。
26日の裁判では、富山大学准教授の滝谷被告は、交際相手の女性が店で働き始めたのをきっかけに、経営に関与していったことも明らかになりました。
28日は店長の男の初公判が開かれます。