最低賃金を協議する審議会は26日、沖縄県内の時給を71円引き上げて1023円とする答申案を決議しました。
引き上げ幅は過去最大で、県内の時給が初めて1000円を超える見通しとなりました。
厚生労働省の審議会は、2025年度の最低賃金の引き上げ額を全国平均で63円とする目安を取りまとめました。
県内の労使でつくる審議会は26日に11回目の専門部会を開き、引き上げ幅を厚労省の目安を上回る71円とし,、これにより時給を現在の952円から1023円とする事を決めました。
県内の時給が1000円を超えるのは初めてとなります。
新たな最低賃金は12月1日から適用される予定で、パートやアルバイト従業員の労働市場に大きな影響を及ぼすものとみられます。
最低賃金の改定を巡っては、物価高の対応を求める労働者側と中小企業の経営環境の悪化を懸念する企業側で金額が折り合わず、協議は異例の11回に上りました。