終戦から80年。戦時中などの激動の時代に日本外交を担った大分県出身の外務大臣重光葵の足跡をたどる企画展が大分市で開かれています。
重光葵が署名した太平洋戦争の降伏文書が県内初公開です。
大分市で開かれているのは豊後大野市出身で外務大臣を務めた重光葵の生涯を紹介する企画展です。
重光葵は大正・昭和初期の外交官・政治家で東久邇宮内閣では3回目となる外務大臣を務めました。
企画展ではおよそ110点の資料が展示され、激動の時代に平和を求め続けた重光葵の足跡を知ることが出来ます。
重光葵以来の県出身の外務大臣である岩屋毅外務大臣も8月、企画展を訪れました。
今回、太平洋戦争終結の際にアメリカの戦艦「ミズーリ号」で重光葵が政府を代表して署名をした降伏文書が県内では初公開されています。
そのほか外交官時代の日記や署名に臨む心境を記した手紙など貴重な資料が展示されています。
企画展は大分市の先哲史料館で9月15日まで開催されていて観覧は無料です。