福岡県を襲った8月の記録的大雨で立ち往生し、路上に一時放置されていた車から現金などが相次いで盗まれていたことが警察への取材でわかりました。

折尾警察署によりますと、福岡県岡垣町波津では路上で泥にはまり立ち往生した車3台が車上荒らしの被害にあいました。

10日に立ち往生した普通乗用車は窓ガラスが割られ、現金3万数千円が盗まれました。

同じく10日に立ち往生した別の普通乗用車からはドライブレコーダーや空気清浄機が盗まれていました。

この車はカギをかけていない状態だったということです。

このほか、13日に立ち往生した軽乗用車も窓ガラスが割られ、車内にあったハンマードリルなどの工具がなくなっていました。

いずれも持ち主が被害を確認し、20日までに警察に届け出ました。

気象台によりますと、8月の記録的大雨では線状降水帯が複数回発生し、現場に近い福岡県宗像市では降り始めからの雨量が629.5ミリに達して、道路の通行止めも相次ぎました。

警察は大雨の影響で立ち往生し、一時的に放置された車を狙ったとみて窃盗の疑いで捜査しています。

テレビ西日本
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