アメリカのトランプ大統領は25日、ロシアとウクライナの首脳会談に向けた調整が停滞していることについて、会談が実現しなければ「重大な結果を招く可能性がある」と述べ、交渉の進展に向け圧力をかけました。
トランプ大統領:
(この状況をどれくらい放置するのか?合意に至らなければロシアにどんな措置をとるのか?)重大な結果を招く可能性もある。どうなるかは様子を見よう。これは絶対に終わらせなければならないことなので、重大な結果を招く可能性がある。
トランプ大統領は「重大な結果」についての詳細は語りませんでしたが、制裁や関税を念頭に早期の会談実現を呼びかけたとみられます。
トランプ氏はまた「プーチン氏とゼレンスキー氏の間には個人的な嫌悪感が非常に強い。
最終的には2人で解決してほしい」とも語り、問題の解決には両首脳による直接会談が必要との考えを改めて強調しました。
両首脳の会談をめぐってはロシアのラブロフ外相が「議題の準備が整っていない」と述べたのに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシアは会談を阻止するためにあらゆる手段を講じている」と訴えるなど、調整の難しさが浮き彫りとなっています。