高齢者のニセ電話詐欺被害を防ごうと22日、伊万里市で警察の講話や、国際電話の利用を休止する申し込みの代行業務が行われました。
この取り組みは高齢者のニセ電話詐欺被害を防ごうと伊万里警察署が行ったもので老人クラブの会員およそ350人が参加しました。
講話でニセ電話詐欺の発生状況や手口などが説明されたあと、詐欺に使用されることが多い国際電話の利用を休止するための申し込み代行を受け付け、希望者およそ350人が依頼しました。
【参加者】
「結構いい話がたくさん聞けたので助かった」
「大変ためになった。簡単に電話でもOKしてはいけないことがわかった」
【伊万里警察署 秀島邦彦 生活安全課長】
「被害に遭われた方の大半が詐欺の手口を知らずに被害に遭われているので、まずはどういう形で犯人側が攻撃を仕掛けてくるのか手口を知っていただければ」
警察によりますと今年、7月末までに認知した県内のニセ電話詐欺159件のうち、65歳以上が被害に遭ったのは66件と、全体のおよそ4割を占めています。