沖縄国際海洋博覧会から今年で50年となるのを記念したシンポジウムがきょう開かれ、海洋博が果たした意義やこれからの沖縄観光について考えました。
シンポジウムは若い世代にも観光立県沖縄の契機となった50年前の海洋博について知ってもらおうと開催され、基調講演には沖縄美ら島財団の湧川理事長が登壇しました。
経済振興の起爆剤として期待されるなか、物価高騰や急速な開発による環境への悪影響があった一方で、沖縄自動車道の開通や国道、空港ターミナルの整備で観光立県の基盤が整えられ、認知度が低かった沖縄を世界に発信するきっかけとなったと振り返りました。
そのうえで、これからの沖縄観光については観光客と地域、観光関連事業者の満足度がバランスよく成立する観光政策が重要になってくると述べました。