プレスリリース配信元：株式会社KURANDO
株式会社KURANDO（本社：東京都品川区、代表取締役：岡澤 一弘）は、DXツールを導入済みの物流センターに関連する業務を行っている管理職の方を対象に「物流センターにおけるDXツールの導入効果と課題」に関する調査を実施しました。この調査から、DXツールを導入済みの物流センターにおけるDXツールの導入状況や効果、課題などが明らかになりました。
＜背景＞
「物流の2024年問題」などを背景に、日本のサプライチェーンを支える物流業界では生産性の向上が急務となっています。この課題の解決策として、多くの企業でDXツールの導入が進められていますが、その一方で「ツールを導入したものの、現場では効果を実感できていない」といった声も少なくありません。そこで、株式会社KURANDOは、DXツールを導入済みの物流センターに関連する業務を行っている管理職の方を対象に、「物流センターにおけるDXツールの導入効果と課題」に関する調査を実施しました。
＜調査サマリー＞
・DXツール導入済みの物流センターで、直近1年以内に導入され、最優先で活用されているDXツールとして最も多いのは「作業生産性管理システム」
・DXツール導入済みの物流センターがDXツールを導入した最大の目的トップ3は、1位「業務生産性の向上」、2位「従業員の労働環境・満足度の改善」、3位「省人化・労働力不足への対応」
・DXツールを導入済みの物流センターに関わる管理職の方の約4割が、直近1年以内に導入し最も優先的に活用しているDXツールに対して期待していたほどの効果を実感できていない
・DXツールを導入済みの物流センターに関わる管理職の方の4割以上が、直近1年以内に導入し最も優先的に活用しているDXツールは社内の一部従業員しか利用していないと回答
・DXツールが社内の一部でしか利用されていない物流センターに関わる管理職の方が考える、DXツールの利用が社内の一部にしか広がらない理由、1位は「ツールの操作が複雑で業務負荷が増えるため」
・DXツールがほぼ全ての従業員に利用されている物流センターに関わる管理職の方が考える、ほぼ全ての従業員にDXツールの利用を広げることができた主な理由は「庫内の成果が可視化され、導入拠点のスタッフの意欲が向上したため」や「ツール選定などに拠点の責任者・管理者の意見を反映したため」
＜調査概要＞
調査期間：2025年7月24日～7月28日
調査方法：インターネット調査
調査対象：DXツールを導入済みの物流センターに関連する業務を行っている、管理職（係長・主任クラス以上）の方（20代～50代男女）
調査人数：218名
モニター提供元：RCリサーチデータ
DXツール導入済みの物流センターで、直近1年以内に導入され、最優先で活用されているDXツールとして最も多いのは「作業生産性管理システム」
まず、「勤める企業が関わる物流センターで直近1年以内に導入され、最も優先的に活用しているDXツール」を尋ねる設問への回答では、1位が「作業生産性管理システム」で21.6%、2位が「データ分析システム（BI）」で16.5%、3位が「倉庫制御システム（WCS）」で16.1%という結果になりました。この結果から、DXツール導入済みの物流センターで、直近1年以内に導入され、最優先で活用されているDXツールとして最も多いのは「作業生産性管理システム」であることが明らかになりました。
DXツール導入済みの物流センターがDXツールを導入した最大の目的トップ3は、1位「業務生産性の向上」、2位「従業員の労働環境・満足度の改善」、3位「省人化・労働力不足への対応」
次に、「DXツールを導入した最も大きな目的」を尋ねる設問への回答では、1位が「業務生産性の向上」で22.9%、2位が「従業員の労働環境・満足度の改善」で17.0%、3位が「省人化・労働力不足への対応」で15.6%という結果になりました。それぞれの回答の割合に大きな差がないことから、DXツール導入済みの物流センターがDXツールを導入した最大の目的は様々であることがわかりました。
DXツールを導入済みの物流センターに関わる管理職の方の約4割が、直近1年以内に導入し最も優先的に活用しているDXツールに対して期待していたほどの効果を実感できていない
続いて、「直近1年以内に導入し最も優先的に活用しているDXツールについて、総合的にどの程度効果を実感できているか」を尋ねる設問への回答では、1位が「期待通りの効果を実感している」で43.1%、2位が「期待していたほどの効果は実感できていない」で28.9%、3位が「期待を上回る効果を実感している」で18.8%、4位が「まったく効果を実感できていない」で9.2%という結果になりました。2位と4位の回答を合計すると回答率は38.1%となり、この結果から、DXツールを導入済みの物流センターに関わる管理職の方の約4割が、直近1年以内に導入し最も優先的に活用しているDXツールに対して期待していたほどの効果を実感できていないことが判明しました。
DXツールを導入済みの物流センターに関わる管理職の方の4割以上が、直近1年以内に導入し最も優先的に活用しているDXツールは社内の一部従業員しか利用していないと回答
また、「直近1年以内に導入し最も優先的に活用しているDXツールは、貴社内でどの程度利用されているか」を尋ねる設問への回答では、1位が「社内の一部（特定の拠点）の従業員が利用している」で35.3%、2位が「社内の半数以上の従業員が利用している」で33.0%、3位が「ほぼ全ての従業員が利用している」で24.3%、4位が「ほとんど利用されていない」で7.3%という結果になりました。1位と4位の回答を合計すると回答率40%を超える形となり、この結果から、DXツールを導入済みの物流センターに関わる管理職の方の4割以上が、直近1年以内に導入し最も優先的に活用しているDXツールは社内の一部従業員しか利用していないと回答していることが明らかになりました。
DXツールが社内の一部でしか利用されていない物流センターに関わる管理職の方が考える、DXツールの利用が社内の一部にしか広がらない理由、1位は「ツールの操作が複雑で業務負荷が増えるため」
次に、DXツールが社内の一部でしか利用されていない、またはほとんど利用されていないと回答した人を対象に「DXツールの利用が社内の一部にしか広がらない理由」を尋ねる設問への回答では、1位が「ツールの操作が複雑で業務負荷が増えるため」で29.0%、2位が「導入拠点のスタッフへのトレーニングや教育が不十分なため」で24.7%、3位が「ツール導入後の庫内業務改善のイメージがもてないため」で20.4%という結果になりました。この結果から、DXツールが社内の一部でしか利用されていない物流センターに関わる管理職の方が考える、DXツールの利用が社内の一部にしか広がらない理由、1位は「ツールの操作が複雑で業務負荷が増えるため」であることがわかりました。
DXツールがほぼ全ての従業員に利用されている物流センターに関わる管理職の方が考える、ほぼ全ての従業員にDXツールの利用を広げることができた主な理由は「庫内の成果が可視化され、導入拠点のスタッフの意欲が向上したため」や「ツール選定などに拠点の責任者・管理者の意見を反映したため」
調査の最後、DXツールをほぼ全ての従業員が利用していると回答した人を対象に「ほぼ全ての従業員にDXツールの利用を広げることができた理由」を尋ねる設問への回答では、1位が同率で「導入拠点のスタッフへのトレーニングが十分だったため」、「ツール選定などに拠点の責任者・管理者の意見を反映したため」で28.3%、3位も同率で「庫内の成果が可視化され、責任者・管理者の意欲が向上したため」、「導入拠点のスタッフへのメリットが明確なため」で26.4%という結果になりました。この結果から、DXツールがほぼ全ての従業員に利用されている物流センターに関わる管理職の方が考える、ほぼ全ての従業員にDXツールの利用を広げることができた主な理由は「庫内の成果が可視化され、導入拠点のスタッフの意欲が向上したため」や「ツール選定などに拠点の責任者・管理者の意見を反映したため」であることが明らかになりました。
まとめ
今回の調査により、DXツール導入済みの物流センターで、直近1年以内に導入され、最優先で活用されているDXツールとして最も多いのは「作業生産性管理システム」であり、DXツール導入済みの物流センターがDXツールを導入した最大の目的トップ3は、1位「業務生産性の向上」、2位「従業員の労働環境・満足度の改善」、3位「省人化・労働力不足への対応」であることが明らかになりました。また、DXツールを導入済みの物流センターに関わる管理職の方の約4割が、直近1年以内に導入し最も優先的に活用しているDXツールに対して期待していたほどの効果を実感できておらず、DXツールを導入済みの物流センターに関わる管理職の方の4割以上が、直近1年以内に導入し最も優先的に活用しているDXツールは社内の一部従業員しか利用していないと回答していることがわかりました。尚、DXツールが社内の一部でしか利用されていない物流センターに関わる管理職の方が考える、DXツールの利用が社内の一部にしか広がらない理由、1位は「ツールの操作が複雑で業務負荷が増えるため」であり、DXツールがほぼ全ての従業員に利用されている物流センターに関わる管理職の方が考える、ほぼ全ての従業員にDXツールの利用を広げることができた主な理由は「庫内の成果が可視化され、導入拠点のスタッフの意欲が向上したため」や「ツール選定などに拠点の責任者・管理者の意見を反映したため」であることが明らかになりました。
本調査の結果から、DXツールがほぼ全ての従業員に利用されている物流センターに関わる管理職の方が考える、ほぼ全ての従業員にDXツールの利用を広げることができた理由の1位が「庫内の成果が可視化され、導入拠点のスタッフの意欲が向上したため」であることが明らかになりました。株式会社KURANDOが展開する3つのツール、『Logimeter』『Logiscope』『Logiboard』は、庫内の生産性・収支実績の可視化やデータの横断、データ活用などをサポートするツールです。使いやすさを追求したシンプルなUIで誰でも簡単に操作ができ、現場での定着を促進します。各ツールはデータが連携されて活用可能なため、物流センターでの活用度合いに合わせてシームレスに利用拡張していくことが可能です。
調査実施会社
株式会社KURANDO
所在地：〒141-0033 東京都品川区西品川1-1-1 大崎ガーデンタワー9F トンネルTOKYO
代表取締役：岡澤 一弘
事業内容：倉庫内業務可視化プラットフォームの企画、開発、提供
URL：https://kurando.io
KURANDOのサービス
株式会社KURANDOは、物流センターの生産性向上と効率化を実現するための3つのツールを提供しています。
『Logimeter』
従来取得が困難であった、物流作業現場の生産性や収支を「簡単に」「ムリなく」「正確に」管理できるツールです。
業種業態を問わず、あらゆる現場の数値を見える化します。
『Logiscope』
KURANDOの各サービスや外部システムから得たデータを連携し、現場横断で集計・分析・報告が可能になります。
権限のある全てのユーザーが閲覧でき、物流業務の透明化と全体最適化の実現に貢献します。
『Logiboard』
取得したデータの有効活用機能が詰まったツールです。
データの整地、集計、加工作業が不要になり、データを活かした現場判断に専念できます。
詳細は以下をご覧ください。
URL：https://kurando.io/service/
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