カメラが捉えた、大きなクマの姿。
北海道南部の江差町で、また家庭菜園を食い荒らすクマが現れた。
畑に居座りスイカ食い荒らすクマ
8月17日午後10時30分ごろ、畑を徘徊する1頭のクマ。
スイカをくわえているのがわかる。
クマは数時間にもわたり、畑の中に居座っていた。
「またクマが出没しました。ポールをなぎ倒し、スイカを食い荒らしています」(阿部空知記者)

8月18日午前6時30分ごろ、江差町の住宅の家庭菜園で、スイカ約15個が食い荒らされているのを住人が見つけた。
近くにはフンや足跡も残されていた。

この家庭菜園では、17日にもクマによる被害が確認されていた。
「このクマを駆除しないと、来年(スイカなどを)作れない」(被害にあった住人)

近くの別の家庭菜園でも被害
さらに、近くの別の家庭菜園でもコンポストのゴミが荒らされる被害があった。
「娘が飼っているネコがいるがけんかしているみたいな。娘が『ネコがやられたんではないか、クマじゃないか』と。その時にはクマはもういなかった」(被害にあった住人)

クマの食い荒らし続出する江差町
江差町では8月に入り、クマによる家庭菜園の食い荒らしが15件以上確認されている。

クマの行動範囲も役場を挟んで北から南まで広い範囲に及んでいる。
町は住宅を戸別に訪問するなどして注意を呼び掛けている。