北アルプス槍ヶ岳の北鎌尾根(標高約2700メートル)で静岡県浜松市の会社員の46歳男性が行動不能となり、ヘリコプターで救助されました。

男性は16日、北鎌沢付近を登山中、道に迷い、北鎌尾根の急峻な場所に入り込み、行動不能になりました。

男性の関係者から午前7時頃、「動けなくなり、登れないし、下れない」と警察に救助要請があり、長野県警ヘリが出動し、午前11時過ぎに、男性を救助しました。

男性にけがはない模様です。

男性は14日、単独で上高地登山口から入山していました。

長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「夏でも雨や強い風にあたると低体温症になる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。

長野放送
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