ウクライナ侵攻後初となる、アメリカとロシアによる首脳会談が15日行われました。
停戦が実現するのか、それとも侵攻が続くのか?注目のトップ会談の場所はアメリカ軍基地でした。

到着後、大統領専用車にトランプ氏と一緒に乗り込むという異例ともいえる厚遇を受け、会場に向かいました。

冒頭の撮影でも記者から厳しい質問が飛び、プーチン氏は険しい表情をしていました。

会談は当初、1対1での予定でしたが、外相などを交えた3対3に変更され、3時間近くにわたって行われました。

このあと、そろって会見に臨んだ2人。
最初に発言したのはホスト国のトランプ氏ではなく、プーチン氏でした。

プーチン大統領:
対話は建設的で、相互尊重の雰囲気で行われた。ウクライナ国民を、常に兄弟のように思ってきた。今もそう思っている。

一方でウクライナ侵攻については「危機の根本原因がすべて排除されなければならない」と従来の主張を繰り返しました。

終始、プーチン氏のペースで進んだことがうかがえる首脳会談。

会見の最後には、普段人前で英語を話さないプーチン氏から余裕ともとれる一言が。

プーチン大統領:
次はモスクワで。

トランプ大統領:
これは興味深い!

会見場に「平和を追求する」とのフレーズが、かかげられた今回の会談。

しかし停戦の合意どころか、今後の不透明感が増す結果となりました。

フジテレビ
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国際取材部
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