ウクライナでの停戦をめぐり世界が注目した米ロ首脳会談は、ロシアのプーチン大統領の勝利で終わったとの見方が出ています。

会談が行われたアメリカ・アラスカ州のアンカレジから、FNNワシントン支局・千田淳一記者が中継でお伝えします。

アメリカの専門家からは合意も停戦もなく、進展の兆候もほとんどないまま、トランプ氏は手ぶらで会場を後にしたと厳しい声も上がっています。

会談の焦点はプーチン氏が即時停戦に応じるのか、さらにはゼレンスキー氏との3者会談につなげられるかでした。

会談後、トランプ氏はFOXニュースのインタビューで「合意にかなり近づいている」と強調しましたが、プーチン氏の説得には至らなかったとみられます。

こうした中、トランプ氏はウクライナのゼレンスキー大統領やヨーロッパの首脳と1時間半以上にわたって電話会談し、首脳会談の内容を伝えました。

これを受けてゼレンスキー氏は18日にワシントンを訪問し、トランプ氏と会談すると発表しました。

プーチン氏の外交的勝利で終わったとの見方が強まる中、停戦に向けた新たな動きとなるのか注目されます。

フジテレビ
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国際取材部
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