被爆者の被爆体験などをまとめた証言集がこのほど発行されました。
県平和運動センター被爆者連絡協議会が被爆80年に合わせ手がけた証言集「グラウンド・ゼロからの再生」の発行は、8月2日に報告されました。
証言集は2005年の被爆60年から10年ごとに作られ、3冊目の今回は13人の被爆体験や被爆二世の反戦への思いなどを掲載しています。
1歳半のときに被爆した川副忠子さん(81)は当時のことを覚えておらず、母とおばから聞いた体験を記しています。
川副さんは、自身に記憶がなくても被爆者には伝える責任があると感じています。
県平和運動センター被爆者連絡協議会 川副 忠子 さん
「語り継いでいく生身の人間は本当にいなくなる。そしたら書き残していく。遺跡として残していく。そういうことが大事」
証言集は1冊2000円(税込み)で、県平和運動センターに申し込むと購入できます。