秋田県内は14日夜から15日朝にかけて大気の状態が非常に不安定となり、猛烈な雨が降ったところもありました。潟上市では突風の影響とみられる被害が相次ぎ、秋田地方気象台が調査しましたが、突風の種類の特定には至りませんでした。

菅原咲子アナウンサー:
「潟上市天王の羽立地区。木の枝が折れてしまっている。突風によるものとみられていて、いかに激しく風が吹いたか見て取ることができる」

潟上市天王羽立では、14日夜から15日朝にかけて、住宅や農業用ハウスの屋根がはがれるなど突風が原因とみられる被害が少なくとも8件確認されました。

これを受け、気象台の職員は現地で写真を撮ったり住民に話を聞いたりして調査を進めました。

小屋の屋根がはがれる被害に見舞われた男性は「寝ていたからよく分からない。風がどう吹いたかも分からない。朝起きて向かいの住民に『屋根が飛んでるよ』と言われた。仕方がない」と話していました。

突風被害のあった現場にも近い五城目町付近では、15日午前1時10分までの1時間に100ミリの猛烈な雨が降り、記録的短時間大雨情報が発表されていました。

秋田地方気象台・佐々木勇樹防災管理官:
「激しい雨をもたらす雨雲なので、突風の被害をもたらした可能性は十分ある。昨夜からけさにかけては、何回か同様に強い雨雲がこの地域を通過しているので、そこを含めて調査している」

調査の結果、突風の種類の特定には至らず、風の強さを評定する日本版改良藤田スケールで最も下の「JEF0」に該当します。

秋田テレビ
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