東京・江戸川区で7月、コカインで正常に運転できない状態の男の車が蛇行し、信号待ちの軽自動車に追突…運転手は骨折などのけがをした。男は「警察呼ばないで!40万円払う」と迫ったという。その後、警察官が駆けつけ尿検査でコカインの陽性反応が出たため、緊急逮捕された。

センターラインを跨ぐように蛇行運転…信号待ちの車へ追突

東京・葛西署で14日午前7時半頃、カメラが捉えたのは目線を落とし警察車両へと乗り込む男。

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危険運転致傷の疑いで逮捕された金子智光容疑者(26) 、職業はタクシー運転手だ。 

2025年7月、金子容疑者は東京・江戸川区でコカインを使って正常な運転ができない状態のまま自家用車を運転、センターラインを跨ぐように蛇行し、信号待ちの軽自動車に追突した。

運転手の男性に、骨折などのけがをさせた疑いがもたれている。

金子容疑者は事故直後、運転手の男性に「警察呼ばないで!このくらいの傷なら40万円払うから、この場で済ませよう」と迫ったという。

警察官が駆けつけると、金子容疑者の様子がおかしかった。警察による尿検査でコカインの陽性反応が出たため、緊急逮捕された。

事故を起こす前に自分の車を蹴るなど異様な光景が防犯カメラに映る

調べに対し、金子容疑者は「事故を起こしたことは間違いないが、コカインを使用して運転はしていない」と容疑を否認している。

しかし、事故を起こす前にはコンビニの駐車場で突然、自分の車を蹴るなど、普通ではない様子が防犯カメラに映っていた。

警視庁によると、コカイン使用後の事故により危険運転致傷罪の容疑で逮捕されるのは、都内で初めてのケースだという。
(「イット!」8月14日放送より)

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