東京・葛西警察署で14日朝に目撃されたのは、目線を落とし警察車両へと乗り込む男。

危険運転致傷の疑いで逮捕された金子智光容疑者(26)。
職業はタクシー運転手です。

7月に東京・江戸川区でコカインを使って正常な運転ができない状態のまま自家用車を運転。
センターラインをまたぐように蛇行し、信号待ちの軽自動車に追突。

運転手の男性に骨折などのけがをさせた疑いが持たれています。

さらに金子容疑者は事故直後、運転手の男性に「警察呼ばないで!このくらいの傷なら40万円払うから、この場で済ませよう」と迫ったといいます。

そんなわけにはいかず、警察官が駆け付けると何やら様子がおかしい金子容疑者。

警察による尿検査でコカインの陽性反応が出たため、緊急逮捕されました。

調べに対し金子容疑者は、「事故を起こしたことは間違いないがコカインを使用して運転はしていない」と容疑を否認。

しかし事故を起こす前には、コンビニの駐車場で突然自分の車を蹴るなど普通ではない様子が防犯カメラに映っていました。

警視庁によりますと、コカイン使用後の事故によって危険運転致傷罪で逮捕されるのは都内で初めてのケースだということです。