ユネスコの無形文化遺産でお盆の時期に先祖を供養する踊り、岩手県盛岡市の「永井の大念仏剣舞」が、8月13日に市内の寺で奉納されました。
日本全国に伝わる「風流踊」の一つとして、2022年にユネスコの無形文化遺産に登録された「永井の大念仏剣舞」は、約220年前から盛岡市南部の永井地域で続く先祖の供養を目的とした踊りです。
大きな笠を振って鎮魂を願うのが特徴で、13日は保存会のメンバー27人が踊りを披露しました。
訪れた人は伝統の舞に大きな拍手を送っていました。
永井大念仏剣舞保存会 小笠原康則会長
「(先祖の)供養ということで、代々継承されてきた踊りですので、お盆に踊るということは、一番意味がある舞台であると思う」
保存会では今後、若手の育成を進め次の世代へ踊りをつないでいきたいとしています。