イギリスのF-35B戦闘機が、海上自衛隊の事実上の”空母”の護衛艦「かが」に初めて着艦した。
海上自衛隊は12日、西太平洋で実施している多国間訓練で、イギリス軍とアメリカ軍の最新鋭ステルス戦闘機F-35Bが、護衛艦「かが」に着艦したと明らかにした。
訓練は、4日から8日の間、イギリス軍の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」やアメリカ軍の空母「ジョージ・ワシントン」の他、オーストラリア軍、スペイン軍、ノルウェー軍の艦艇と西太平洋で行われた。
海自がイギリス軍の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」と共同訓練をするのは初めて。
訓練の中で、イギリス軍とアメリカ軍のF-35Bが、事実上の空母化に向けて改修が進められている護衛艦「かが」で発着艦した。
海自は、機数や回数などは明らかにしていない。
F-35Bは短距離離陸、垂直着陸が可能で、防衛省は、アメリカから42機を調達し、7日には宮﨑県の新田原基地で、3機のF-35Bの配備を開始した。
今後、事実上の空母化に向けて、改修が進められている護衛艦「かが」と「いずも」にF-35Bを載せて運用する方針だ。
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