OHKのカメラが収めた岡山・香川の懐かしの映像で、ふるさとの歴史を振り返ります。今回は1978年(昭和53年)8月12日に岡山市で撮影された映像です。
OHKではこの日、お盆をふるさとなどで過ごそうと、利用客でにぎわう岡山駅の様子を取材しました。
山陽新幹線の全線開通から3年後でした。新幹線は混雑し、岡山駅では、立った人をかき分けながら新幹線から客が降りてくる様子が記録されています。JR西日本とJR東海は2025年も、新幹線のぞみ号の全席指定席期間をお盆期間中の8月8日から8月17日まで設けています。自由席がなくなり、最近では人をかきわけて下車する光景も以前ほどは見られなくなりました。
映像には1952年に登場し、岡山駅のホームで特産のモモを販売する、なつかしい「桃娘」の姿もあります。JR西日本によりますと「桃娘」は1996年まで岡山駅の夏の風物詩として親しまれていました。(その後、何回か復活しています)四国方面に向かう宇野線も多くの帰省客で混雑していました。
当時は瀬戸大橋の開通前で、四国に渡る人たちは、玉野市の宇野駅から宇高連絡船に乗り換えていました。高松駅までは約1時間の船旅でした。