韓国を訪れていた小泉農水相は趙顕(チョヒョン)外相と会談し、日本産水産物の輸入規制について撤廃を求めました。
ソウルでの会談で小泉大臣は、福島第一原発の事故を受けて韓国が今も続けている輸入停止などの措置を撤廃するよう求めました。
小泉農水相:
(韓国からの)訪日観光客の多くが、日本の安全でおいしい食品を楽しんでおられ、日本産食品への信頼は十分回復していると思います。科学的にしっかりと進めていけば両国間の理解は必ず得られるだろう。
このほか、中国・韓国の農業担当の閣僚との会合にも出席し、11日夜に帰国した小泉大臣は今後の動向についても注目されています。
小泉大臣は現地で「今は大臣の責務に専念したい」と強調しましたが、仮に自民党の総裁選挙の前倒しの実施が決まった場合には、「ポスト石破」に名乗りを挙げるか決断を迫られることになります。