夏のこの時期、手持ち花火を楽しむ人も多いですが、どこでやればいいのか迷う人もいるかもしれません。富士市はこの夏、一部の公園で花火の利用を試験的に解禁しました。
月が輝き出した夕暮れ時。
鮮やかな色を放つ手持ち花火を楽しむ子供たちの姿がありました。
子供:
(Q.花火どう?)楽しい
子供たちが花火をするこちらの場所は富士市の中央公園です。
8月上旬、公園では大勢の人たちが手持ち花火を楽しんでいました。
富士市は管理するすべての公園で花火の利用を禁止していましたが、7月19日から8月末まで、中央公園のみ指定の場所を設けて試験的に解禁しました。
市によると他の市町でもキャンプ場がある公園以外は禁止や自粛がほとんどだということです。
富士市みどりの課・宮下武彦 統括主幹:
花火の使用についてできるかどうかの問い合わせが毎年ありました。それをもって富士市としてもみなさんの役に立てる場所を検討し、試行的ではあるが中央公園の一部を手持ち花火のみできるようにした
解禁は市民の要望に応えるためでした。
利用した人からは…
保護者:
みんなでワイワイできるのですごくありがたい。(家だと)近所の人にも気を遣うので助かります、公園だと
保護者:
子供たちが楽しくて叫んだりするので、そういう声が気にならないのでここは良い。(この取り組みは)すごくありがたい。こういうのあまりないのでうれしい
保護者:
なかなかこういう場所はないので良い場所だな。他にも増えてほしいと思う
利用できるのは手持ち花火だけで、打ち上げ花火は禁止されています。
また、ライターではなくろうそくなどを使って火を点けることや水が入ったバケツを用意すること、それに保護者が付き添うことなどルールが決められています。
富士市の担当者は2025年の状況を見ながら他の公園にも広げていくか検討していく予定です。