夏休みに行きたい山形県内のおすすめスポットをお伝え。南陽市で大空を舞うパラグライダー体験と、自分だけのワイン作りを楽しんできた。
(リポート)
「きょうは、パラグライダー体験が出来るということで、山形県南陽市にやってきました。実は私、高いところが苦手なんですけれど、人生初めてのパラグライダー体験楽しんできます」
山形県の南部に位置する南陽市。訪れたのは、標高およそ500メートルの十分一山にある「南陽スカイパーク」。広大な置賜盆地が見渡せる絶景スポットだ。パラグライダーが盛んな南陽市では、毎年、延べ2000人がパラグライダーを体験するためにここを訪れる。必要な書類の記入や事前のシミュレーションを済ませ、いざ、初フライト。
(リポート)
「どういうこと心構えであればいいですか?」
(ソアリングシステムパラグライダースクール金井誠代表)
「操縦は私がやりますので、大船ではないんですけれど安心して空中散歩を楽しんでいただければと思う」
パラグライダーのインストラクター歴34年の金井誠さんと一緒に、2人でタンデム飛行。
(ソアリングシステムパラグライダースクール金井誠代表)
「スタート!前に前に速く前に走るよ。うわ~一気に上がりましたね」
さすがはプロ!うまく風をつかみ、置賜盆地のおよそ300メートル上空をすいすいと飛んでいく。パラグライダーに乗る前は、正直、ちょっぴり怖かったんですが、い
ざ、空中散歩が始まると、怖さよりも楽しさのほうが上回りました!
…と、思った矢先。
(リポート)
「風が!風が強いです。すごい!うわー、ジェットコースターよりもすごい!しびれますねこれ」
インストラクターの腕の見せ所「急旋回」!なんとか無事、ゴール地点に着陸。およそ10分間の人生初フライトはあっという間だった。
(ソアリングシステムパラグライダースクール金井誠代表)
「夏らしい穏やかな上昇気流で、着陸もふわっと行ったので十分体験してもらえたのでは。空を飛ぶということはとても楽しいこと。私が乗せて空中に連れていくので是非体験に来てください」
高低差300メートルの飛行体験。普段は、なかなか体験できないパラグライダーの空中散歩、楽しかった!
(リポート)
「こちらの施設では、世界でたった一つのワイン作りができるということでやってきました。ワインが大好きな私、どんな体験ができるのかとっても楽しみです」
今から104年前、1921年創業の「紫金園須藤ぶどう酒工場」。
こちらでは、観光ブドウ園も手がけていて、1ヘクタールの農園でおよそ20種類のブドウを育てている。
(リポート)
「それでは、『マイワイン』作り始めたいと思いますが、どういう所から始めればいいですか?」
(紫金園須藤ぶどう酒工場須藤龍司さん)
「まず収穫の方をお願いしたいと思います。デラウエアがこの辺にいっぱいありますのでそちらから美味しいものをお願いします」
今の時期、収穫するブドウは、生食用や白ワインの原料となる「デラウエア」。
ワイン作りに向いているブドウというのは、実は色が濃く、房はぎっしりしておらず、食べてもおいしいものが良いそう。ボトル1本分のマイワインを作るには、およそ2キロのブドウを収穫する必要がある。
(リポート)
「収穫してきましたけれど、このあと何をすれば?」
(紫金園須藤ぶどう酒工場須藤龍司さん)
「これからブドウを搾ります」
ブドウを、皮ごと両手でギュッと祈るようににぎって搾る。この作業、見た目よりもかなり大変です。撮影スタッフや須藤さんご家族も手伝ってくれたが、5人がかりでも2キロのブドウを搾るのにおよそ1時間もかかった。
最後は、マイワインの「ラベル」作り。自分だけの好きなイラストや文字を書いたらできあがり。
(リポート)「遂に完成しました。こちらです」
こちらが私が作ったラベル。須藤さんの家族との楽しいワイン作りを表現した。そして、こちらのワイン工場では、ここで作られたワインを試飲することもできる。
こちらでは年間およそ300本、マイワインを仕込みに世界中からお客さんが訪れるそう。仕込んだマイワインは数カ月間ワイン工場で熟成させた上で、その年のクリスマスごろに自宅に届けられる。山形旅行の記念に、マイワインを仕込んでみてはいかが?