10日から能登を中心に激しい雨が降りました。輪島市三井では、24時間に降った雨の量が観測史上最大を記録。最大約2万世帯に避難指示が出ています。
活発な前線が停滞した影響で10日から能登を中心に激しい雨に。
記者:
今、土砂崩れです。土砂崩れが起きています。木々がなぎ倒され、大量の土砂が流れ込んできています。
10日午前11時ごろ、珠洲市清水町で取材中のカメラが捉えた土砂崩れの映像です。国道249号の逢坂トンネル付近で土砂崩れが発生。朝から通行止めとなっていましたがその後も、付近では土砂崩れが相次ぎ警察官や作業員などが対応に追われました。
輪島市三井では午前4時までの24時間に降った雨の量が210ミリと観測史上最大を記録。流れ出た土砂が道路をふさぎ、住民の行く手を阻んでいました。
新聞配達の男性:
新聞配達遅れている。大回りしないといけない。
記者:
あぶないですよ。
新聞配達の男性:
落ちるよ帰るわ。
県などは能登の2市4町に土砂災害警戒情報を発表、約2万世帯に避難指示が出ています。珠洲市上戸町寺社の仮設住宅では去年の奥能登豪雨に続き、またも水が流れ込みました。
住民:
水が床下10センチから15センチぐらい。きのうは夜だったのでちょっと怖かったです。また、去年と同じようなことになるかなと心配していた。
10日午後6時までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで能登で150ミリ、加賀で120ミリと予想されていて気象台は引き続き、大雨や土砂災害などに警戒するよう呼びかけています。