鹿児島県霧島市と姶良市に出されていた大雨警報は11日午前10時すぎに解除され、県内で激しい雨の降るおそれはなくなりました。

しかし、気象台では夕方にかけても土砂災害に注意するよう呼びかけています。

気象台によりますと、熊本に大雨をもたらしている前線は今後ゆっくりと北上する見込みです。

このため、薩摩・大隅地方では激しい雨の降るおそれはなくなり、気象台は午前10時すぎ、霧島市と姶良市に発表していた大雨警報を注意報に切り替えました。

しかし、熊本で続く大雨などの影響で、九州新幹線は11日始発から全線で運転を見合わせ、全線の運転再開は午後にずれ込みました。

九州新幹線がまだ全線で運転を見合わせていた11日午前、JR鹿児島中央駅では情報が書かれたボードをチェックする人や、職員に今後の見通しをたずねる人の姿がみられました。

県内の鉄道関係では在来線の一部区間で運転見合わせが続いているほか、本数を減らして運転している区間も残っています。

また、高速バスも熊本県内の高速道路が通行止めとなっている影響で、鹿児島と福岡、熊本を結ぶ便が始発から運行を見合わせています。

県内の大雨はひとまず峠をこえましたが、降り始めからの雨量は霧島市福山町牧之原で575ミリ、霧島市溝辺で564.5ミリを記録しています。

気象台では夕方にかけても土砂災害に注意するよう呼びかけています。

鹿児島テレビ
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