全国で相次ぐ道路の陥没事故を防ごうと、道路管理者らによる対策検討会議が7日、福井市内で開かれました。県内で国が管理する道路に空洞箇所はなく、不具合があった水道管もおおむね修理済みであることが報告されました。
会議には、道路管理者の国や県、地下を使うインフラ事業者の担当者が参加。各事業者が2024年度に行った地下の調査や点検の結果を報告しました。
このうち国道8号や27号など、国が管理する道路全長約226キロメートルのうち約108キロメートルで空洞調査を行った結果、空洞が確認された箇所はありませんでした。
道路下の水道管などの施設については170カ所で不具合が確認されましたが、そのうち164カ所は修理を終えています。
そのほか不具合があった箇所は電力施設はゼロで、通信施設は1カ所でした。
国や県、各事業者は2025年度も調査や点検を続け、陥没のリスクがある場合は情報を共有し、対策を検討することにしています。