勤務先で知り合った女子児童2人とSNSで私的なやり取りをした上、うち1人については抱きしめたり、腰に手を回したりしたとして、静岡県教育委員会は県東部の小学校に勤める男性教師について懲戒免職処分としました。
8月6日付で懲戒免職処分となったのは静岡県東部地区の小学校に勤務する男性教師(45)で、3月中旬から下旬にかけて、当時勤務していた学校の女子児童2人とSNSで私的なやり取りをしたほか、うち1人については食事やドライブに誘い、車内で手を握ったり、抱きしめたり、腰に手を回したりしました。
不適切行為は転勤した後の4月下旬まで続き、女児の保護者が相談窓口に報告したことで発覚し、男性教師は「被害児童の教師に対する信頼を失わせたり、男性に対する恐怖心を与えてしまったりして申し訳ない。自分の気持ちを優先して、保護者や地域の方の学校への信頼を裏切ってしまって申し訳ない」事実を認めた上で「異性として親密な関係になりたいと思った」と話しているということです。
県教委の池上重弘 教育長は「児童生徒、保護者をはじめ、県民の皆様の学校教育に対する信頼を著しく失わせるものであり、社会的責任は極めて大きく、深くお詫び申し上げる。具体的・実践的な指導や研修を通じて、職員全体の一層の綱紀粛正と使命感・倫理観の高揚を図り、教育行政の信頼回復に努める」とコメントしています。