秋田県内は6日から北部を中心に雨が降り続き、北秋田市の集落が一時孤立しました。このあとも大雨となる所がある見込みで、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。
県内は低気圧や前線の影響で、6日から雨が降り始め、県の北部を中心に雨が強まりました。7日午前11時時点で9つの市と町に大雨と洪水の警報が出されています。
午前11時までの12時間に降った雨の量は、北秋田市脇神で78ミリ、藤里町で55.5ミリ、秋田市で22ミリなどとなっています。
この雨の影響で、北秋田市摩当地区の90世帯・226人と能代市二ツ井町の田代と濁川地区の36世帯69人に避難指示が出ています。
北秋田市を流れる羽根山沢川から水があふれ、羽立地区に通じる道路が冠水して14世帯27人が一時孤立しました。
住民:
「ここはすぐ水が出る所。ここ3年続いて氾濫しているので、ことしもやられて困っている」
雨はこのあとも降り続く見込みで、8日午前6時までの24時間に降る雨の量は、沿岸・内陸ともに多い所で120ミリと予想されています。
7日夜遅くにかけて大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の氾濫に厳重な警戒と、竜巻などの激しい突風、落雷、ひょうに注意が必要です。