台湾の大学で広報活動に携わる学生団体のメンバーが先日 来日し、熊本大学の学生らと交流しました。交流会では参加した両校の学生らがお互いの大学の魅力を英語でアピールしました。

【熊大生が英語でキャンパスツアー】
「当時の生徒たちは文学、中国語、ドイツ語、英語、科学、などたくさんの科目を勉強していた」

熊本大学のキャンパス内にある国指定の重要文化財、『五高記念館』を訪れたのは台湾師範大学の学生16人です。

彼らは大学で広報活動に携わる学生団体、『NTNU Smile Ambassador』のメンバー。

同じく熊本大学で広報を担当する学生らと交流を深めようと、先月14日、大学を訪問しました。

「この文字は明治時代に書かれた」
「それはいつ?」
「おそらく150年くらい前」
「WOW」
「すごくきれいに保存されてる」

熊本大学の前身、『旧制第五高等学校』の校舎として1889年・明治22年に建てられ、明治の文豪、夏目漱石らが教鞭をとったことなどを英語で熊大の学生が説明しました。

【説明した熊本大学の学生】
「大学の紹介やキャンパスツアーは日本人にはたくさんしてきたが今回、このような形で 台湾の学生たちに自分の大学の歴史や魅力を伝えることができたのはとてもいい経験になった」

キャンパスを見て回った後、両大学の学生らは交流会に臨み、大学の魅力をどのように発信しているのかそれぞれプレゼンし、意見を交わしました。

【意見交換の様子】
「この機会は自分にとってとてもいいみんなに会えてうれしい」
「私たちも!」

【台湾師範大学の学生】
「(交流は)素晴らしかった。台湾では外国人と関わることがあまりなかった大学側が海外の学生とコミュニケーションを取り、意見を交換する場を設けてくれた。自分にとってすごくいい経験になった」

【台湾師範大学 康 敏平 教授】
「この交流を通して学生たちが新たな友達を作れたことが何よりも特別。この交流会が終わっても関係を続けられると思う」

熊本大学は今後も台湾をはじめ海外の学生と交流する機会を設けたいとしています。

テレビ熊本
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