川の楽しさを子どもたちに伝えたい・・
そんな思いの大人たちに見守られ、子供たちが川で魚のつかみ獲りに挑戦し、元気に水しぶきを上げました。
故郷に緑と清流を取り戻そうと活動を続けている「波佐見緑と水を考える会」は夏休みの1日に毎年、「波佐見の川・大体験」と題し、子供たちの川遊びを見守っています。
波佐見・緑と水を考える会 田崎武嗣 事務局長
「自分たちの川という親しみを持ってもらうのが一つと、私が子供のころに川で遊んだ経験がありまして、その思いを今からの子供にも少しでも伝えてあげたいな」
東彼川棚町と波佐見町にまたがる「川棚川」。
波佐見小・中学校付近は、まだ自然の川床や河畔林が残っています。
コンクリート護岸を一部撤去し、緩やかな土盛りの堤防にするなど、子供たちが川とふれあえるよう整備されました。
田崎武嗣 事務局長
「大人と一緒に子どもたちが遊べるような環境作り、ハード面もソフト面も充実していくことが、やはりこの川をもっと豊かにする」
この日は小学生約80人が大人たちが見守る中、ライフジャケットを身に着け、たも網を手に川にはいりました。
午前中から太陽が照り付け、10時ごろにはすでに気温はすでに30度を超えていて、泳ぎだす子供の姿も…
子ども
「(魚は)いたけどつかまえきれなかった」
それでも2時間ほどの間に大物のコイやナマズをつかまえた強者もいました。
「72センチのコイを捕ったこの子がチャンピオンです。!」
子ども
「小さいときここにヤギがいて、よく来てました」
夏休みのひと時、子供たちはふるさとの川の豊かさを実感したようです。