国会では4日、衆議院予算委員会の集中審議が4日午前9時から開かれ、参議院選挙での与党敗北を受けて初めての国会論戦が開始された。
野党側のトップバッターとして質疑に立った立憲民主党の野田代表は、冒頭「先般の参議院選挙の結果、これどう受け止めているか。私は石破政権に対して、国民はNOという意思表示をしたと思います。でも総理は続投の意思が相当硬いというふうにお見受けする」と切リ出した。
その上で「参議院選挙で示された民意を踏まえて、これまでの政策を修正、反省して与党と野党と協議すべきだ。君主豹変してでも比較第一党としての責任を果たしていくんだというようなことがない限り、続投をするということは、民意を無視した居座りにしか私は見えない」と述べ、具体的な例として、企業団体献金の廃止に向けて自民党側の協力を求めた。
これに対して石破首相は「党首同士で真摯な議論をするということに、大きな意味があると思う。どうすれば政治というものがお金によって左右されるということが起こらないかという、本質的な問題について党首同士で話したい」と応じた。