立憲民主党の小川幹事長は3日、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演し、党内から参院選の結果を受けて執行部の刷新を求める声が出ていることに対し、「あらゆる選択肢、可能性を排除せずに、虚心坦懐、極めて謙虚に、今回の結果を厳しく受け止めたい」と語った。
参院選では、与党が大敗し過半数割れとなったが、国民民主党や参政党が躍進する中、立憲民主党は改選前と同じ22議席の獲得にとどまった。このため、立憲が1日、参院選の総括に向けて開いた両院議員懇談会では厳しい意見が相次ぎ、執行部の刷新を求める意見も出た。
番組で小川氏は、「私は3年前、政調会長だったが、(参院選で議席を)ガタッと減らし、直ちに引責を表明し、執行部の刷新をしようと、執行部内から主導した経験がある」とした上で、「今回も、もう少しガタッと減らしていれば、そこに躊躇も迷いもない」と述べた。
自らの出処進退について問われると、「人事は一義的には(野田)代表の専権事項だ」と述べる一方で、「地位に恋々とする気持ちは毛頭ない。しかし、この結果はよく分析し、まず総括の責任を果たさなければいけない」との考えを示した。
さらに小川氏は、「どうあることが党にとって望ましいか、国民のためかという一点に専念したい」と強調した。